はじめに(ペンタブをイラレに同期させたい)
ペンタブを買おうとしている方は、イラレを使っている人も多いかと思われます。そして、ペンタブの魅力である、筆圧機能を自在に使いたいと思っていると思います。でもペンタブってAdobeからは出てないし、線は一定の太さになってしまうかもしれないと思ってしまうかもしれませんが、結論から言うとイラレの中でも筆圧の設定は可能です。今回はペンタブの王道、ワコムペンタブの筆圧設定をイラレでする方法を紹介したいと思います。
ちなみに今私が使っている環境は
・Adobe Illustrator CC
・Wacom Intuos
ですので、こちらの環境下での説明をしていきたいと思います。(イラレ、ワコムのペンタブの組み合わせであれば基本的に問題ないと思われます。)
手ブレ補正の解除
ペンタブを使おうと思っている人には、実際に手で描いている感覚が欲しい人が多いと思います。なので、自分で描いた線に自動補正が入ってしまうのは邪魔ですよね。と言うことで、まずはブラシツールの手振れ補正機能を解除します。
ブラシツールのアイコンをダブルクリックして「ブラシツールオプション」を開きます。「精度」の欄があるので、スイッチを「繊細」の方に動かしてください。そのあとに「OK」を押すと、自動補正が解除されます。
筆圧の設定(ブラシツールをカスタマイズ)
次にブラシツールの筆圧設定をします。初期状態では、筆圧設定はないので(筆圧対応のあるペンタブを接続しないと設定できません。)線を書く時に、線は常に一定の太さになるので、これを設定によって変化をつけます。
まず「ウィンドウ」→「ブラシ」でブラシパネルを開きます。ブラシパネルを開いたら「新規ブラシ」を作成します。ブラシパネルの右下のボタンを押して、「カリグラフィブラシ」を選択して「OK」。
カリグラフィオプションが開くので、直径の固定となっているのを下の赤枠のように「筆圧」に変えます。直系の大きさや変位は自分の好みによって変化させてください。
設定が終わって「OK」を押すと設定完了です。
カリグラフィ設定ができない
上の設定をし用としてもカリグラフィ設実がうまくいかない時があります。実際にイラレで筆圧設定ができるまでの注意点をいくつか書いておきます。(実際私がつまづきました。。)
※MacOS が、X 10.11より前
MacのOSは10.11以降のバージョンが必要のようです。
※ペンタブのドライブをインストール後、パソコンを再起動していない
よくあるのは、イラレを再起動しているがパソコン本体を再起動していないということ。ペンタブの設定を反映させないといけないので、パソコンとイラレ両方の再起動を行いましょう。
最後に(イラレとペンタブで効率的デザインライフを!)
ペンタブってイラレに対応していないから、線は一定の太さになってしまうかもしれないと思ってしまうかもしれませんが、イラレの中でも筆圧の設定は可能です。この設定をして、ペンタブとイラレを使った、効率的なデザインライフを送りましょう!!