はじめに(AEモーションブラーとは?)
カメラの映像には動いている物体に残像がつきますよね?よりリアルな映像に近づけるために、「モーションブラー」という機能によって、アフターエフェクト内で作成したオブジェクトにも残像効果をつけることができるのです。
例えばこちらの画像は、テキストにキーフレームをつけて左から右に動かした時の移動途中の画面ですが、モーションブラーをつけていない場合は文字がはっきりと見えているのに対して、モーションブラーをつけている時は残像がついてぼやけているのが分かります。
▼モーションブラーなし
▼モーションブラーあり
モーションブラーの使い方
まずは素材用として、下画面のように位置の部分にキーフレームをつけて動かしてください。(この時に短い時間で大きな動きをつけているとあとでモーションブラーの効果が分かりやすいです。)
それではモーションブラーをつけていきますが、操作としては下のボタン2つをクリックするだけです。
①:モーションブラーを設定させたレイヤーにモーションブラーを適応
②:レイヤーにモーションブラーを設定
ここで注意したいのが、モーションブラーの設定としては②だけでいいのですが、①②両方のボタンを押さないと、プレビュー画面にはモーションブラーが見えないという点です。
モーションブラーの効果を全てのレイヤーにつけていると、毎回レンダリングに時間がかかってしまうので、①は最後に押してモーションブラーを適応させてもいいかもしれません。
モーションブラー詳細設定(応用編)
ほとんどの場合、デフォルトの設定で問題ないですが、モーションブラーには詳細設定を設定することもできます。
コンポジションを選択肢た状態で、「コンポジション」→「コンポジション設定」。
コンポジション設定パネルの中で、「高度」を選択するとモーションブラーの詳細を設定できます。「シャッター角度」や「シャッターフェーズ」でモーションブラー量を変えれます。
さいごに
モーションブラーをつけると自然な感じに残像をつけることもできます。でも好みだったりによって、モーションブラーをつけない方がいい場合もあるので、使い分けましょう。