【Coincheck】コインチェックでSANDの取り扱いを開始した件について

仮想通貨

2022年5月24日にSANDがコインチェックに上場し、日本初上場を果たしました。今回はここをもう少し深ぼって紹介していきます。

なるほど。また新しいコインがコインチェックに上場したんだな。でももう少し詳しく知りたいな。

SANDとは?

このSANDとは、「The Sandbox」というNFTゲームで使用できる通貨コインのことです。

1つのゲームの通貨でしかないのですが、時価総額ランキングは38位(2022年5月28日時点)と、とてつもなく注目されていることが分かります。

The Sandboxとは?

次にこの「The Sandbox」のゲームがどういうゲームなのかを見ていきましょう。

「The Sandbox」とは、イーサリアムブロックチェーンをベースにして作られていて、仮想空間(メタバース空間)で遊びながら稼ぐ「PLay to earn」ができるNFTゲームとして注目を集めているゲームです。

このゲームで使用されているSANDという通貨がついに日本にも上場した、というのが今回のニュースです。

日本ではスクエア・エニックスやソフトバンクグループがこの「The Sandbox」に出資したことで話題になっていました。

コインチェックはThe Sandboxと、ゲーム内の仮想都市を共同建設したりしていたので、いつかはSANDがコインチェックにも上場するだろうと言われていたのですが、晴れて上場が発表されました。

The Sandboxはどんなゲーム?

そもそもThe Sandboxってどういうゲーム?ということですが、The Snadboxはマインクラフトの世界に似ていると言えば分かりやすいでしょうか。立方体を自由に組み合わせて人や動物、武器から建物までのあらゆるものを表現するボクセルアートと呼ばれる3Dの世界を自由に歩き回って、各地のゲームに参加したり、イベントに参加したり、他のプレイヤーと交流したりします。

The Sandboxは最近できたゲームではなくて、2012年に初版がリリースされています。月間アクティブユーザーが100万人という人気を誇ったこのゲームを、ブロックチェーンゲームとしてリメイクしたのが、新しい「The Sandbox」という訳です。

ゲームの中ではLANDというゲーム内の土地を購入・レンタルすることができ、このLANDの所有者はその土地上でオリジナルのゲームやアイテム、アバター、サービスを作り出すことができます。

マインクラフトとか、ドラクエとか、普通のゲームの場合はユーザー1人1人にその人のマップが用意されているのですが、The Sandbox内にはすでにマップがあり、全てのユーザーがこのマップの中を動き回ります。MMOのようなオープンワールドの世界のイメージですね。

このLANDはすでに販売されていて、有名なGUCCIやadidasなどのアパレルブランドが買っていたり、海外のアイドル、バンドなどがこの土地を買って、広告がわりに使っています。将来的にはこのLAND上のショッピングモールでアバター用のブランドバッグが販売されたり、仮想ステージでライブが行われたりということを目指しているはずなので、実現したら面白そうですね。

コインチェックもこのLANDを持っていて、その土地の中の巨大区画を区切って「OasisTOKYO」という、2035年の近未来都市”をコンセプトにした仮想空間上の都市を建設中です。日本の街並みの中に美術館やステージなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流やコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指すとしています。

コインチェックはこのOasisTOKYOの近隣の土地も所有しているのですが、この土地をコインチェックが売り出していることがあります。何度かすでに売り出しているのですが、1回目の売り出しの際はわずか3秒で全てのLANDが売り切れになったというので、人気っぷりがすごいですよね。

将来OasisTOKYOが人気スポットになった場合は、多くのユーザーが近隣の土地を通ってOasisTOKYOに向かうことになるので、自然とこの近隣の土地のコンテンツにも触れることになるので、OasisTOKYOの恩恵をもらうことができますよね。大都市東京とベッドタウンみたいなことが仮想空間でも起こるのです。

仮想空間での地主を狙う人たちの需要のおかげで、現在The Sandbox上の各地では高騰をしているのです。まさにメタバース上の大開拓時代って感じで面白いですよね。

CoincheckでのSANDの購入方法

今までは国内の取引所がSANDを取り扱っていなかったので、SANDを購入するには、国内の取引所で日本円をBTCなどに換金し、そのBTCをBinanceなどの海外のSANDを取り扱っている取引所に送金してからBTC→SANDの交換をしないといけなく、かなり遠回りですよね。

CoincheckにSANDが上場したことになり、日本円→SANDの交換ができるようになりました。日本人にとってはより買いやすくなったということです。

最後に現在のSANDの価格も少し見てみましょう。インフレに伴うアメリカの金融引き締めにより、リスク資産である株や仮想通貨は弱気相場が続いています。個人的には長期的に見たらメタバース業界は始まったばかりでこれから伸びていくものだと思っているので、この弱気相場のどこかで投資したいなと考えています。

最後に

もしまだ仮想通貨には手が出せていないけど興味があるという人がいたら、まずはコインチェックに登録してチャートを見ることからはじめてみてください。

仮想通貨はリスク資産ではあるので、最初に大きな金額を投資するというよりは、ある程度勉強してから余剰資金で投資するものだと思っているからです。

コインチェック